––––　導入の経緯を教えてください。

　きっかけは、従業員数が50名を目前に控え、50名を超えたタイミングで対応すべきことを準備し始めたことです。産業医の選任も対応すべきことの一つであり2018年ごろから情報収集を開始し、その中でfirst callを知りました。
 

　数社お話を聞いたのですが、最も説明に納得感があったことが、first call導入の決め手となりました。産業医との相性も重視していたので、「まずは導入してみて、産業医の先生と合わなかったらまた考えよう」と思っていたのですが、結果的に当社従業員とマッチする良い先生を紹介いただき、現在まで継続してお世話になっています。

 

––––　導入後のご感想をお聞かせください。　

　以前は、従業員からの相談があったり、主治医の診断書を受け取ったりしても、人事担当者で対応するしかありませんでした。判断に迷うこともあり不安だったのですが、産業医を選任したことで、医師の意見も踏まえて自信をもって対応できるようになりました。

　着任いただいた産業医の先生は、当社や当社従業員をよく理解してくださっていると感じています。同じようなエンターテインメント業界の会社のご経験が多い方で、従業員の性格傾向や、働き方を理解した上でアドバイスをしてくださり、助かっています。

　また、オンラインで面談ができる点も従業員にとってプラスでした。特に、休職中の従業員は自宅からの方がリラックスして面談に臨めるようです。

　システムの操作も直感的に使えて簡単であり迷うことはほぼありません。導入当初は運営事務局に問い合わせをしたこともありますが、その都度丁寧にご対応いただき、今では安定して産業医業務を運用できていますね。

––––　今後の展望について教えてください。

　従業員自身の自己管理能力をもっと上げていきたいです。運動不足などのフィジカルの問題も、ストレスへの対応などメンタルの問題も、本人が意識し、行動を改善することがとても重要です。

　体調管理は良い仕事をするための基本です。メンタル・フィジカルともに、自分の健康を管理する意識を従業員に持ってもらえるよう、人事担当者としてできることを模索していこうと思います。